昆布が髪によいのか?
昆布が髪によいと昔から言われていますが、その根拠はありません。
昆布を水にもどした状態が「女性の黒髪」をイメージするからかもしれませんし、昔平安の時代に女性が髪を束ねるのに、コンブから抽出したヌルヌル成分を使用していたからかもしれません。
このヌルヌル成分は、「フノリ」と呼ばれて生活に密着したものでした。
フノリとは、布海苔と書いて、紅藻類フノリ科フノリ属の海藻のことです。
寒い時期に採取されて、乾燥された状態で市場に出ます。
食用としては水に戻して刺身のつまや蕎麦のつなぎなどに使用されるのですが、古くには食用よりも実際の糊として使われることも多かったものです。
漆喰の材料や和紙の装飾にも使用されるものです。
このように、コンブは日本人に古くから馴染みのあるものです。
日本で採取されるコンブの種類は8種類以上にもわたり、それぞれが特性を生かした使われ方をしています。
ほとんどが北海道で採取されています。
ガゴメ昆布は自然の驚異を起こしてくれる
昆布は、海中で深さ5~7mくらいの場所で光合成を行うことを繰り返し成長していきます。
成長を開始して1年たった段階で、昆布は一度枯れてしまいます。
2年目の昆布は、初年度よりも厚く味もよい昆布として成長していきます。 これが「昆布」です。
昆布と日本の歴史にはかなり長い関係があります。
最も古い史実には、縄文の時代より塩分摂取に使用されたという記録があります。
その後も、朝廷の行事等には昆布は欠かせないものとなって日本人とともにあるものです。
室町の時代には、乾燥技術が発達して「保存食」としてますます重宝されるようになり、戦国時代には出陣の際に「打ち鮑5本、勝ち栗7個、長昆布5切れ」を奉納することで「打ち勝つ」と縁起物としても使用されました。
現在でも 結納の際に「子生婦」という品名で昆布が使用されています。
昆布の活発な繁殖力と縁起物であるという点から、今でも「必要なもの」として扱われています。
その中でもガゴメ昆布は、産地や収穫量が限られている「貴重な昆布」と位置づけされています。
凹凸のある特殊な見た目と他の昆布とは一線を画する「粘りの強さ」が特徴です。
その粘りの成分は、約80%がアルギン酸カリウムで、残り20%はフコイダンとラミナランです。
がごめ昆布は普段何気なく食しているものに使われています。
バッテラやお寿司などに使われる「おぼろ昆布」は、ガゴメ昆布を使用している場合が多いです。
特有の粘り気と透けるような薄さが、食材にとって最高の歯ざわりを与えてくれます。
またお吸い物やうどんなどに入れる「とろろ昆布」もガゴメ昆布を使用しているものがあります。
とろろ昆布の製造方法は、他の昆布とは全く違いかなり個性的です。
天然のがごめ昆布を何層も重ねた状態で50トン以上のの圧をかけたまま約2週間もの間圧し込みます。
次にその昆布の固まりを方向を縦にして薄く削って作ります。
ルプルプヘアカラートリートメントにもほしかったのが この「粘りによる保水力」
頭皮は、乾燥してしまうと表面が剥がれてしまい、頭皮も髪も大きなダメージを受けます。
それを防御するには、ガゴメ昆布の「粘り気」が必要だったのです。